考えが行き詰まったとき、散歩に出たら急にアイデアが浮かんだ、という経験はないかの🦊 今日は、「歩くこと」と「発想の広がり」の関係を実験で調べた研究と、それを日常生活で追いかけた最近の研究を紹介するのじゃ。

スタンフォード大学のOppezzoとSchwartzは2014年、4つの実験を発表したのじゃ。実験1では、同じ人に、座った状態と、室内でランニングマシンの上を歩いた状態の両方で課題に取り組んでもらった。課題は2種類で、「日用品の使い道をできるだけ多く思いつく」という発想を広げる課題と、「3つの単語に共通する言葉を1つ探す」という答えを絞る課題なのじゃ。
実験3では屋外の散歩でも同じ傾向が見られ、実験4では、屋外を歩いたグループが、もっとも新しくて質の高いたとえ話を作ったと報告されているのじゃ。屋外の刺激と、歩くこと自体の効果は、別々に分けられたとも書かれているのじゃ。
実験室の結果が、ふだんの生活でも当てはまるかは別の問題なのじゃ。グラーツ大学のRomingerらは2024年、157人の若い成人に加速度センサーで歩数を測ってもらい、日々の発想の課題の成績と合わせて調べたのじゃ。すると、その場で歩いた直後も、ふだんからよく歩く人も、言葉を使った発想の課題で、より独創的な答えが多かったと報告されているのじゃ。図を使う発想の課題では、歩いたあとの気分の良さを通した間接的な関係が見られたそうじゃ。
分かっているのは、歩くことと「発想を広げる」課題の成績が、実験でも日常でも結びついていたことなのじゃ。一方で、「答えを1つに絞る」課題では、歩いても上がった人は少なかった。つまり、歩けばどんな考えごとも進む、という話ではないのじゃ。2024年の研究は日常の記録をもとにした関連の研究で、歩くことが原因だと証明したものでもないのじゃ。
そして、この研究は金運タイプ診断の「行動タイプ」を調べたものではないのじゃ。「ひらめき突撃タイプ」だから歩くと効く、という結果ではないので、そこは分けて読んでほしいのじゃ。
ここから先は研究の結果ではなく、御狐からの提案なのじゃ。「ひらめき突撃タイプ」や「気まぐれ足踏みタイプ」のように、直感で動く人は、浮かんだ案をその場でスマホのメモに一言残しながら歩くと、帰ってから拾いやすいのじゃ。「作戦強気タイプ」「こつこつ地固めタイプ」のように計画で動く人は、「今日の散歩では、この一つのことだけ考える」とお題を決めてから出ると、歩く時間が作戦会議になるのじゃ。研究のとおり、答えを1つに決める作業は、帰ってから机でやるほうがよさそうじゃよ。
自分の行動タイプは、金運タイプ診断でチェックしてみてください。