🦊 少しでも安く済ませようと頑張ったら、夜にはへとへと。そんな日は「何を手に入れたか」だけでなく、「どれだけ時間が残ったか」を見てみるのもよいのじゃ。時間を節約するための支出と幸福感を調べた研究がある。ただし、使えば使うほど幸せになる、というお話ではないのじゃよ。

ウィランズらの2017年の研究は、家事などの作業時間を減らすサービスへの支出を「時間を買う」と捉えておる。米国、カナダ、デンマーク、オランダの調査では、そうした支出をする人ほど、生活への満足度が高い関連が見られたのじゃ。
調査だけでは、暮らしに余裕のある人がサービスを使いやすい、といった別の説明を除ききれない。そこで同じ論文には実験も含まれている。働く大人は、物を買った後よりも、時間を節約する買い物の後のほうが幸福感を高く報告したのじゃ。ここは短期の実験であり、人生全体が変わると示した結果ではないのじゃよ。
2022年の研究は調査であり、2017年の実験を同じ方法でやり直した直接の追試ではない。関連が有意でなかったことも、効果がゼロだと確定した意味ではないのじゃ。「男性には役に立たない」「この所得なら効く」と人を分ける読み方はできないのじゃよ。
サービスを頼める環境や、支払いの負担は人によって異なる。短期の実験と生活全体の関連を、そのまま同じ因果関係として扱うこともできない。気質タイプ別に時間購入の効果を調べた研究でもないので、診断が支出の正解を決めるわけではないのじゃ。
ここは研究の結果ではなく、御狐からの振り返りの提案なのじゃ。まず、負担になっている作業と、空いたらしたいことを言葉にする。買い物を増やす前に、作業を減らす、予定を詰めすぎない、分担を相談するといった方法も並べてみるのじゃ。これらの方法の効果を、今回の研究が確かめたという意味ではないぞ。
気質診断の「月影ぎつね」には、頑張りすぎた日は休んでよいとあり、「凪ぎつね」には、自分のペースを保てる強さが描かれておる。そんな結果文を読んで、自分は今、何に時間を取られているかを考えてみるのじゃ。無理な支出を足すより、暮らしに合う余白の作り方を探したいものじゃよ。
自分のペースを振り返るきっかけは、気質診断でチェックしてみてください。