「なぜ狐が金運のシンボルなの?」と聞かれることがあります。実は日本には昔から、狐と豊かさを結びつける言い伝えが根強く残っています。今日はその由来を紹介します。
全国各地にある稲荷神社。祀られているのは本来「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」という穀物・農業の神様ですが、その神様の使いとされてきたのが狐です。稲荷神社の前に狐の像が置かれているのは、狐そのものが神様というより、神様のメッセージを運ぶ存在とされてきたからなんです。
「稲荷」という名前自体、「稲を荷う(になう)」、つまり稲穂を運ぶ様子が由来だという説があります。農業が国の経済の土台だった時代、豊作は生活の豊かさそのもの。だからこそ、豊作をもたらす稲荷神とその使いの狐が、時代が下るにつれて商売繁盛・金運のシンボルとしても信仰されるようになっていきました。
稲荷信仰の中では、白い狐(白狐・びゃっこ)は特に神聖な存在とされています。真っ白な狐は自然界では非常に珍しく、そのため「特別な力を持つ」「神様に近い存在」と考えられてきました。おきつね金運堂のマスコットが白いおきつねなのも、こうした縁起の良さにあやかっています。
普段何気なく見ている稲荷神社の狐像も、こう考えると少し見え方が変わってくるかもしれません。